この記事でわかること
- バイナリーオプションのあらゆる基本の仕組み
- 業者とトレーダーとのお金の仕組み(動き)
- 国内と海外業者の仕組み・取引方法の違い
ごきげんよう、きよみです。
バイナリーオプションに興味をもって、いざ取引を始めようとしてもいまいち仕組みがわからない要素って意外と沢山ありますよね。
利益が出て儲かるお金の仕組み、業者の仕組み、fxとの明確な違いやハイローの取引の仕組み…
バイナリーオプションは簡単で初心者向けの投資とは良く言われますが、理解しておくべき要素は実はいくつもあります。
それに解説の記事を読んでも、為替や投資に全く触れてこられていない方にとってはそもそも用語がわからないなども日常茶飯事。
そこで今回はバイナリーオプションに関するあらゆる仕組みを、誰にでもわかりやすくをテーマに説明していきたいと思いますので、ぜひ初心者の方や興味をお持ちの方はご覧いただけると嬉しいです。
参考【2020】海外バイナリーオプションおすすめ口座まとめ!
バイナリーオプションはどんな投資なの?
バイナリーオプションを一言で説明すると為替が一定時間後に上がっているか下がっているかの二択で予想する投資です。
後ほど掘り下げて詳しく説明しますが、バイナリーオプションでは「High/ハイ(上昇)」「Low/ロー(下落)」という言葉が使われる通りまさにその二者択一で予想をし、当たっていれば投資金に一定の倍率を掛けた金額っが払い出され、予想が外れると投資金が没収となり返ってきません。
細かいルールや仕様もありますが、基本はこれだけ覚えれば投資自体は問題なく行えるでしょう。
このシンプルさが「初心者向け」「簡単」と言われる所以でもあり、逆に軽い気持ちで初めて損失を出してしまう危険を増長させてしまう部分でもあると思います。
では具体的にどのようにお金が動いているのか、どこで・誰に対して投資を行うのかなど順番に疑問を次の項目で解決していきましょう。
業者の利益とお金の仕組み
まずバイナリーオプション取引をするには、サービスを提供している業者に登録(口座開設)を行う必要があります。
株式投資なら証券会社、FXなら文字通りFX会社に登録する事と同じですね。バイナリーオプションはバイナリーオプション業者に登録を行いましょう。
業者とお金の仕組みで理解しておく必要があるのは、バイナリーオプション業者は全て「店頭取引」のシステムを採用しているという事です。
店頭取引は証券取引所を通さず「業者が自ら投資家の売買相手となる取引」を指していて、為替の値動きをもとに取引を行うものの、あくまでチャートをもとに予想をするのみで実際の通貨や商品を売買するわけではないです。
投資の注文を受けた場合、その投資金は業者にプールされ投資家の予想が外れていればそのまま業者の利益になり、投資家が勝てば利益分を乗せて払い出す仕組みと言うわけです。
対して株式取引では、証券会社が投資家から受けた注文を証券会社に提出し、この時に発生する手数料を証券会社は主な利益とします。
バイナリーオプションは為替市場をもとに取引するので誤認されている方も多い部分ですが、あくまで投資家個人と業者との間でのお金のやり取りをしている構図。業者によって払い戻し倍率(ペイアウト率)も異なれば取引ルールも異なる場合もあるでしょう。
極端な例を出せば、投資家が得をすれば業者は損をすることになります。多くの投資家が勝ちすぎれば業者は赤字ですよね?もちろん投資家数が膨大ですしそういう自体はまず発生しませんが、体力や信用度の高い業者を使うに越したことはないです。
ペイアウト率とは
ペイアウト率とは、投資が成功した時に払い出される金額を決定する倍率です。
投資金額×ペイアウト率=払い出し金額
上記の式で最終的な払い出し金額が決定されます。ペイアウト率は取引の種類や業者によっても異なりますが、おおよそ1.85倍~1.90倍程が一般的と認識しておくと良いでしょう。
例えば1.90倍のペイアウト率の場合に、5000円を投資した場合払い出し金額は9500円となり、4500円がその取引での利益となります。
バイナリーオプションにおける利益の積み上げ方、損益分岐点の考え方については以下の記事に詳しくまとめていますのでぜひ参考にして、取引に活かしてもらえると幸いです。
参考バイナリーオプションの損益分岐点を計算!勝率と利益の考え方
FXとバイナリーオプション仕組みの違い
FXは「Foreign Exchange」の英略で、日本語では「外国為替証拠金取引」となります。ドルやユーロなどの外国通貨(為替)に対し、売りや買いを注文しその差額が利益や損益となります。
対してバイナリーオプションは、記事中で既に軽く触れた通り特定の為替が一定時間の間に上がるか下がるか、「High(ハイ)」か「Low(ロー)」の二択で予想し、当たれば利益となり外れれば投資金分が全損となります。
例えば「ドルと円の通貨ペア」を対象に投資するとして、現在1ドル100円である場合15分後に1ドルの価格が100円より高くなる(High)か、もしくは低くなる(Low)を選ぶわけですね。
「バイナリー(binary)」という言葉も二進法を意味し、まさに二者択一の投資と言えるでしょう。
これだけを読むと「丁半博打なのでは?」という疑問を持たれる方もいらっしゃると思いますが「丁半とバイナリーオプションの違い」については文字のリンク先の記事で詳細に解説しているのでそちらを参考にしてください!
このようにシンプルなバイナリーオプションですが、もちろん取引方法にもいくつか種類がありますし、業者によっての違いもあるのでそれは引き続き順番に説明していくとしますが、どんなに雑に投資したとしても最終勝率が50%に集約されることを考えると、確かに投資を始めるハードルは誰もが低く感じますよね。
では次の項目でバイナリーオプションの取引種類など掘り下げていきます。
ハイロー取引の仕組み!種類も解説
バイナリーオプションの特徴としてまず「判定時間」を選ぶことができます。取引時間ともよびますが、例えば30秒後や15分後、1時間後など自分が予想しやすい時間を選ぶことで勝率アップも可能でしょう。
そして覚えておく必要があるのは、判定時間には「短期取引」「中長期取引」という2つの概念があります。
短期取引とは?
短期取引は判定時間までの期間が短いものを指し、基本的に何時でも好きなタイミングで投資(エントリー)でき、エントリーしたタイミングを起点として30秒後や1分後など判定時間が定められます。
短い時間で取引が完結するので時間がない方でも隙間時間で投資ができますし、取引回数を増やす事も容易で、機会としては利益を増やすタイミングがその分だけ増えるという事になります。
ただ短い時間では為替の動きが不安定で予想に反するケースも増えるでしょうし、損失の機会も当然増えるわけですので、一長一短であることは隠せません。考え方としてはエントリーしたまま結果がどうなるのかをやきもきしながら待つという事をしなくても良い事がメリットとも言えますね。
また判定時間に関しても、具体的に「何分」が短期取引の範囲と決まっているわけではなく、30秒~5分程度が主流で最長15分なども含まれる場合もあります。
15分となると中長期取引にも含まれるのですが、仕様が若干異なるので次は中長期取引について見てみましょう。
中長期取引とは?
中長期取引は短期よりも長い時間、例えば15分や1時間~24時間などのある程度の期間をもって予想をする取引です。一般的な「ハイロー取引」はこの中長期取引を指します。
短期取引と決定的な違いとして、判定時刻が予め定められていることでしょう。短期取引はエントリーした時点から何秒後・何分後に判定という形式でしたが、中長期は例えば13時15分・13時30分など一定間隔で判定時刻が固定されています。
なので15分取引と言ってもきっかり15分前に投資をするというわけではなく、13時15分の判定時刻に対し13時6分にエントリーすることも可能で、その場合残り時間は9分となります。
もちろん判定時刻より一定時間前にエントリー禁止を迎えるので、あまりに直前での投資は行なえません。
一番のメリットとしては、為替の動きを予想しやすい点でしょう。何らかの理由で特定の時間に為替が上昇し、その後下がるというトレンドが予測できる場合、その時間に向けて「High」を・下がる時間帯に向けては「Low」を仕込むなど可能です。
知っておくべきスプレッド取引
スプレッド取引は「金利差」や「価格差」(=スプレッド)を利用しておこなう取引の事で、判定時間に問わずスプレッドの有無を選択することができます。
スプレッドを選択すると、エントリーした価格を中心にスプレッド幅が設けれ、スプレッド範囲内で価格変動が落ち着いた場合、仮にHigh・Lowの予想が当たっていても投資失敗となります。
つまり「大きく価格変動が発生する」と判断できた場合に利用する取引方法ですが、当然High・Lowで何もしなければ1/2で予想が当たるところが、失敗のパターンが増えてしまうことになるため中々利用されない方法です。
その分スプレッド無しの取引よりもペイアウト率は高くなります。
国内業者と海外業者の仕組みに差はあるの?
さて判定時間から取引の種類を前項で説明しましたが、実は国内バイナリーオプション業者と海外バイナリーオプション業者では提供しているサービスが若干異なります。
その違いを簡潔にまとめると、まず日本の業者は先程紹介した「短期取引」は提供しておらず、かつ1日に取引できる回数に制限が設けられています。
これは投機性が高い要素に規制を掛けた結果であり、FXでも日本の業者はレバレッジが制限され取引できる金額が海外業者よりも抑えられていることからも、ご理解いただきやすいかと思います。
対して海外業者は短期取引が可能で、取引回数制限もないため純粋に大きく稼ぐことを目的とされるのであれば海外業者一択となるでしょう。事実、国内と海外の業者人気を比較した場合海外に軍配が上がります。
また、日本の取引は「短期取引」がない代わり単純な上下予想以外にも取引にゲーム性が持たせてあるのでその紹介を行います。
ラダーオプション取引
ラダーオプション取引は、はしご(ラダー)状に縦に用意された複数のレートが特徴で、その内1つの価格を選択し、「High(上がるか)」「Low(下がるか)」を予測する取引となります。
達成が難しいゾーンを狙うと当然ペイアウト率は高くなります。
単純なハイ&ローとの違いは最初にレートを選択するので、単純な予想よりも「どの程度価格差が発生するか」まで予想しなければいけないため予想難易度が上がることでしょう。
レンジオプション取引
レンジオプション取引は、判定時刻を迎えた時に指定されたレンジ幅内にレートが収まっている(イン)かそうでないか(アウト)を予想する取引となります。
こちらも先程のラダー取引同様、どの程度為替が動くかを予想しなければならないので、予想難易度は高めです。もちろんルールはわかりやすく、直感でも操作しやすい印象は間違いないものの、よく取引のタイミングは見極めましょう。
ワンタッチオプション取引
ワンタッチオプション取引は、判定時間までの間に「設定してある目標レートに一度でも届くか否か」を予想する取引方法です。
特定の金額を上回るか下回るかの二択という意味では、通常のハイロー取引と同じ概念ではありますが、投資失敗のパターンが増えてしまう事は事実なので、ペイアウト率と予想期待値と相談しながら取引を行うタイミングを見極めるようにしましょう。
上記3つの取引に共通するのはどれも判定時刻までに「どの程度レートが動くか」の概念が予想に含まれることでしょう。
海外バイナリーオプションはこういった取引は提供していないので、その意味でもまず初心者の方が触れてみるのであれば海外のバイナリーオプション業者がおすすめだと私は考えています!
国内のバイナリーオプションはFX業者が提供
国内のバイナリーオプションは、実は「専門業者」ではなくFX業者が提供している場合が多いです。
バイナリーオプション業者としてではなくFX業者として名前を聞いた事があるという会社が多いでしょう。
専門業者という捉え方ではなく「為替取引の業者」という認識が正しいですね。実際為替取引は金融庁の認可が必要ですので、どの業者も信用度が高く安心であることは間違いありません。
海外の業者でもFXとバイナリーオプションどちらも提供している「ファイブスターズマーケッツ」などの例はありますが、基本的にはバイナリーオプションに限定したサービス提供が基本です。
実際、海外バイナリーオプションで圧倒的に支持率を誇る「ハイローオーストラリア」や「ザオプション」もバイナリーオプションのみの提供ですが、その分バイナリーオプションに特化したキャンペーンや操作しやすい画面などが強みとなっています。
バイナリーオプションで儲かる仕組みとは?
バイナリーオプションで儲かる仕組みは、既に記事中で参考リンクも貼っていますが「損益分岐点」を理解することと、裁量取引を磨くこと他なりません。
繰り返しになりますが、バイナリーオプションの基本は上がるか下がるかの二者択一の予想であり、何も考えず取引をした場合勝率は50%へと収束します。
この勝率を約54%以上維持できれば収支はプラスとする事は可能であり、その言わば数%を上げるために為替の知識や取引のコツを学ぶこと、これがバイナリーオプションで儲かる基礎と言っても過言ではありません。
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邪道だけど儲かるネタは悪用される
バイナリーオプションは「誰でも」「簡単に」とは言えませんが、利益を出しやすい投資案件だと私は思います。
しかし、それ故に詐欺のネタにバイナリーオプションが利用される事も多く、バイナリーオプション=怪しいというイメージはだいたいそういった影響を受けていたりもします…。
例えば大学生がバイナリーオプションの攻略ツールを高額で買わされたという問題が定期的にニュースになったりしますよね。以下に例を見つけたので引用で掲載します。
大学の友人から「最近、バイナリ―オプション※の投資を始め、初心者の自分でも最初の月で20万円の収入があった。」と言われ、その投資の詳しい説明をしてくれるという人を紹介された。その人に、USBの内容を参考に、ハイかローを選択するだけで勝率80%と強調され、それなら自分にもできると思った。指示されたとおり留学と偽って学生ローン3社で50万円を借金し投資学習用USBを契約した。契約先の事業者に指示されたオーストラリアの金融機関でバイナリーオプション口座を開設し、4万円入金してやってみたが損が出てしまった。さらに投資資金20万円を借りて続けたが、全額失った。儲かるという話は嘘だったので返金してほしい。(20歳 男性 学生)
引用:東京くらしWEB
こちら完全にバイナリーオプションはネタにされているだけですが、どうしても印象は悪くなってしまいますよね。
そのほかTwitterなどSNSでも、レクチャーと称した勧誘も目立ちます。
今日は生徒さんから出金報告が10名ほど続いたので嬉しいー?
ピックアップして少しだけ公開します❤️?
バイナリー始めて1ヶ月の生徒さんと、5ヶ月目の生徒さんです?
レクチャー初日から稼いでもらってるのでよく生徒さんにはビックリされますが?㊙️笑#副業 #お金 #お小遣い #投資 #会社辞めたい pic.twitter.com/kjBx54Ft1P— バイナリー講師❤花音 (@kanoon3251) February 27, 2020
高額な商品や派手な生活ぶりを演出し、こんなに簡単に稼げるとしバイナリーオプションに勧誘するという手口ですが、実際は業者を紹介した時点で仲介料(アフィリエイト報酬)を受けっており、レクチャーした結果生徒が稼ごうが破産しようが知ったことではないというのが本質です。
もちろん勝てるノウハウなど持っていないケースが殆どで、そもそも美人の写真も他人に成り済ますための拾い画像で信用できる要素は全くありませんね。
補足
前提として人と同じ取引を行う「通称ミラートレード」は業者側が禁止している場合もあります。そういった意味でも要注意ですので、レクチャーは利用しないようにしましょう。
バイナリーオプションの仕組みを本で学ぶ
インターネットで調べれば無料で知識は手に入るものの、本でしっかりとした知識・バイナリーオプションの仕組みを学びたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
もちろん私も為替やバイナリーオプションの基礎のために書籍を多数買って読みましたが、バイナリーオプションに関しては本を読む必要はないと私は考えています。
前提として、国内のバイナリーオプション業者は金融庁から投機性の問題を指摘され取引に規制を掛けているという話を記事内でもしましたね。
結局、現在の国内バイナリーオプションは
- 単純なハイ&ローとは言い難い
- 為替変動によってペイアウト倍率も変わる
- 1日に投資できる回数は12回が上限(2時間に1回)
上記のような状況で、かつ出版されている評価の高いバイナリーオプションの本は全てこれら規制前のものです。つまり新しい本が出版されておらず、情報のアップデートがされないままとなっているのです。
そして仕組みを知るだけであれば、過去の本でも十分ですがそれらの本も「攻略法」や具体的な「利益の上げ方」については記載はほぼありません。もちろん興味がある本があれば読んでみても良いですが、過去の本故にプレミア価格がついていたり、評価が低かったりなども多いので、購入の際は注意してくださいね。
読むならFXの本を推奨
バイナリーオプションの真理は結局「為替の予想」であり、FXと同じです。
FXとバイナリーオプションは取引方法が異なるだけですので、FXの知識があればそれがそのままバイナリーオプションの知識となります。FXの場合は毎年専門書が多数発行されていますし、為替についても分析方法が掘り下げられていたりと多種多様なので読む場合はFXの本がおすすめです。
まとめ
長くなりましたが、今回はバイナリーオプションのあらゆる「仕組み」をテーマにしてまとめてみました!
要点まとめ
- バイナリーオプションは基本的に店頭取引
- 海外業者と国内業者は仕組みが異なるので、稼ぎやすく仕組みがシンプルな海外業者が人気
- バイナリーオプションの本質はFXと同様で為替の仕組みを理解することは何より大事
一通り仕組みを解説しましたが、結果「より気にある部分」「疑問」が出てきた要素もあるかと思います。
バイナリーオプションはシンプルな投資ではありますが、その本質はやはり為替の分析にあり、安定した勝率を出すには知識を頭に入れておくことが必要不可欠。
これからバイナリーオプションを始められる場合、無料でお試し取引ができる「デモトレード」でまず経験を積むも良し、まずは小額からの投資でも「感覚」を掴むことはが細かい理屈を学ぶよりも大事なこと。
デモ取引のある業者
バイナリーオプションや海外業者に関する記事を当サイトでは定期的にアップしているので、気になる情報があればぜひチェックしてみてくださいね。
貴方のバイナリーオプション取引の参考に少しでもお役に立てれば幸いです。
以上、きよみでした。
参考【初心者必読】バイナリーオプションの始め方!スマホだけで取引可能
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