この記事でわかること
- バイナリーオプション専業トレーダーって不可能じゃない?
- そもそも「専業」じゃない人が多い
- バイナリーオプションって副業や兼業とした方が有利じゃない?
ごきげんよう。きよみです。
皆さんは投資を始めた時にどういった人に憧れを持ちましたか?
ものすごい大金を一瞬で稼ぎだす人等に憧れる人が多いのではないかと思うのですが、私個人としては毎日コツコツと利益を積み上げている「専業トレーダー」に憧れました。
バイナリーオプション取引ではなかなか専業トレーダーと言うのは存在しませんが、大きく利益を得ている人は大体が専業でトレードをしているのではないかと考えます。
何故、専業トレーダーの人が利益を多く獲得しているのか、そこに何か秘密があるのではないかと思ったので、調べてみようかと考えます。
いきなりバイナリーオプションの専業取引って無理筋じゃない?
結論として考えると、バイナリーオプション取引をする事を専業にするのはかなり難しい事がわかりました。
投資を専業とすると言うのならわかるのですが、バイナリーオプション取引のみとなると、月々の利益にも差が出るでしょうし、良い時と悪い時の差は明確に出るはずです。
投資自体が100%利益になると言う訳では無いので、損失に耐えられるだけの覚悟と資金的な体力がなければ、専業になるのは辞めておいた方がいいでしょう。
バイナリーオプション取引だけに絞るのならば、専業よりも兼業、副業と言った方がしっくりとくるのではないかと考えます。
あくまでも、バイナリーオプション取引の専業を否定しているのではなく、「難しそう」と考えているだけなので、その辺りは悪しからず。
バイナリーオプション取引の場合、ペイアウト率が2.0倍だったとして、30万円の利益を得ようとすると、30万円の資金が必要になります。
もちろん一気にその額を取引する訳ではありませんが、最悪を想定すると30万円の損失になる可能性は秘めていると考える事もできるのです。
そうはならないように、予測をしたりして勝率を上げていく訳ですが、バイナリーオプション取引の専業として考えるのなら、ある程度の資金力が調ってからだと考えた方がいいでしょう。
最初からバイナリーオプション取引の専業を考えるよりも、兼業であったり、副業と考えた方が良いのではないでしょうか。
専業トレーダーも専業じゃない可能性は大
多くの人が「専業」と思っているのは、YouTubeなどで動画投稿をしている投資家の人達の事ではないかと考えます。
私自身もああいった人達はすごいなと感じていたので、憧れを持つ気持ちはわかります。
ですが、ああいった人達は「専業」ではありません。
そもそもYouTubeの広告料もありますし、よくよく調べてみると有名なYouTuberの方の中には、ツールの販売に関わっている方も多いです。
これって専業トレーダーなのか?と言うと疑問にしかなりませんよね。
専業だと思えるトレーダーでも、何かを兼業している事は非常に多いです。
自分が憧れている投資家などがいても、大体は兼業の人が多いかと思うのですが、これも立派なリスク回避ですよね。
専業で取引に全てを注ぐと言うのは理想ではありますが、どこかでリスク回避をするのが投資家らしいと言えば投資家らしいです。
また、有名な投資家になると、雑誌のコラム掲載など、本業が変わってきたりもします。
「専業」よりも「兼業」と考えるのは、有名なトレーダーでも本当に専業で取引をしている人は少ないのではないかと感じるからです。
何よりもリスクを避ける事を最優先で考える事が重要です。専業でも兼業でも損をする訳にはいきませんからね。
専業で逃げ道を無くす必要は無い
昨今では副業は認められる時代ですし、投資に関しては副業に入らないとまで言われる事があります。
仕事をしながら投資をされている方も非常に多いでしょう。
専業は投資家とすると確かに理想な状況だと思うのですが、兼業である程度本職からの収入があり、無理をしない程度に投資をして利益をコツコツと出していくのが、多くの人が行っている投資なのではないでしょうか。
個人的な考え方ですが、FXと違いバイナリーオプションは生活の余剰金で取引をしていくものだと考えています。
その余剰金を大きくしていく事が出来るのもバイナリーオプション取引の魅力です。専業となると日々の生活費まで投資で賄わなくてはならないので、リスクある投資も行っていかなくてはならない日も来るかもしれません。
バイナリーオプション取引の魅力をもう一度思い出してください。
- 空いた時間にいつでも取引が出来る
- 外出中でも取引が可能
- リスク管理がしやすく、少額からの取引も出来る
メリットの一部ではありますが、明らかに「兼業」であたり「副業」として考えている人向けのメリットが多いのです。
利益が出ると専業にしたらもっと利益を得る事が出来るのではないか?と考えるのは普通の事ですが、副業として考えているからこそ、利益になっていると言う可能性も考えておかなくてはなりません。
専業にした途端取引機会は増えますが、実際にその取引機会は狙い目なのかどうかを判断しなくてはなりませんし、タイミングが多ければ多いほど、利益になる可能性も高くなりますが、損失になる可能性も高くなるのです。
より綿密なに予測をするか、より取引機会を絞ると言う形を用いなければ、投資機会が増えすぎて、より多くの投資資金を使ってしまう事も十分に考えられるのです。
投資機会が増える事は決して悪い事ではありませんが、どうしても機会が多いと判断の基準が緩くなってしまう事はあると思うので、その辺りは頭に入れておくと良いでしょう。
少しの利益で取引が出来ると言うのは理想ではあるのですが、より利益を目指す事が理想と言うのは当然と言えば当然なので、少しでも投資として有意義なものを利用していきたい所ですね。
バイナリーオプションは取引が上手くいかなければ本業に戻ればいいと言う逃げ道を残す事が出来る投資だと思っています。
だからこそ、専業では無く兼業で考えていた方がメリットも大きいのです。
バイナリーオプション取引専業のメリットとデメリット
ここまで、専業についていろいろとお話してきましたが、具体的なメリットとデメリットをしっかりと頭にいれておいた方がわかりやすいかもしれません。
何度も言うようですが、決して専業を否定している訳では無く、あくまでもバイナリーオプション取引だけで専業とするのは苦しいと言う事をお伝えしているだけです。
バイナリーオプション取引の専業とは言わず、FXも利用したりする事で、リスクの分散は可能です。考え方を少し柔軟にする事で、得られるメリットは大きくなるのではないでしょうか。
バイナリーオプション取引専業にするメリット
バイナリーオプション取引専業とする事で得られるメリットを考えてみましょう。
大きなメリットは以下の3つでしょう。他にも個人的にメリットとなる部分はあるかもしれませんが、今回はあくまでも一般的にと考えてください。
- いつでも取引が可能
- 動きの大きな時間を狙い撃ちする事が出来る
- 米指標の発表に合わせる事が可能
兼業としていても出来る事ではあるのですが、バイナリーオプション取引自体は為替の動きがある方が予測として狙い易いと考えられています。戦略によっては、レンジ相場を狙う事もあるかもしれませんが、バイナリーオプション取引には短期の取引もあるので、トレンド相場を狙うのが一般的です。
どの様な時にトレンド相場となりやすいかと言うと、取引量の多い市場でトレンド相場は起きやすいと言われています。
欧米市場が同時に開いている時が最も取引量は多くなると言われているので、平日の夜にトレンドが観測される事が多いのです。
また、アメリカの経済指標発表は日本時間で夜9時(21時)以降に発表される事が多い為、トレンドの発生であったり、転換点となりやすくなっています。
朝から仕事をして投資をとなると少し厳しい時間帯に指標が発表される事も多々あるので、そういった面では専業は有利だと言うのは間違いありません。
時間面であったり、為替が動くと言われる時間帯に強くなれると言う点はバイナリーオプションを専業とするメリットと考えていいのではないでしょうか。
バイナリーオプション取引を専業とするデメリット
メリットがあればデメリットがあるのは当然です。何度も言いますが、決して専業を否定しているのではなく、バイナリーオプション取引だけで見るのなら、兼業や副業としていた方がメリットが多くデメリットが少ないのではないか?と言う問題を提起しているだけです。
少し話が逸れてしまいましたが、バイナリーオプション取引を専業とする際のデメリットを考えてみましょう。
- 生活費までバイナリーオプション取引で賄おうとすると1ポジションの重みが違う
- 取引機会が多すぎる
- 資金は思ったよりも多く必要
まずは、副業として考えていた時よりも格段に取引機会は増えます。以前までは取引機会が限られる事が多かったので、良いと思ったものでポジションを取ればよかったと思うのですが、取引機会が多くなると、祖の中から選択をしたり、その後に取引機会が来るかどうかを予想したりと、やらなければならない事は増えます。
取引機会が増える事はメリットでもありデメリットでもあると言う事は知っておかなくてはならないでしょう。
何よりも、「利益で終わらなければ生活が出来ない」と言うプレッシャーもあるので、最初はなかなかポジションを取る事が出来ないと言う方もいらっしゃるみたいです。
更に上記でもお話していますが、30万円の利益を得るためには最低30万円の投資資金が必要です。バイナリーオプション取引の特性上、勝ち負けを繰り返す事が想定されるので、実際にはもう少し必要になるかもしれません。
バイナリーオプション専業でと考えると、やっぱりそれなりに資金が必要になるんです。
バイナリーオプションのメリットと言われる部分を事く潰してしまう可能性があるデメリットなのです。
バイナリーオプションとFXやバイナリーオプションと株式取引などの兼業
あくまでも個人的な意見となりますが、バイナリーオプション取引はあくまでも兼業や副業との相性がいいかと考えます。
投資に専業したいと考えているのなら、バイナリーオプションとFXであったり、株式取引とバイナリーオプションと言う形が良いでしょう。
リスク分散と考えてもいいですし、長くポジションを保有する投資と短くポジションを保有する投資のどちらも出来る状況にしておく事は投資をする上で大事な事だと言えるでしょう。
バイナリーオプション取引専業では、投資のパターンが限られてしまうので、そのパターンを外れてしまっている時にどうするのかが極めて重要になります。
もちろん投資をしないと言う手段を選ぶ事が出来るのなら、それが一番なのですが、バイナリーオプション取引だけで生活をするとなると、利益が足りない場合等もあるかもしれません。
そうなると危険な橋を渡ってしまう時もあるでしょう。
長期的な取引なども有効利用して、そのようなリスクに対処したいと言うのが、バイナリーオプションとFXであったり株式取引とバイナリーオプションと言ったように兼業をする意味になるのではないでしょうか。
どちらも損失を出してしまう可能性はありますが、あくまでもリスクを回避する事が目的と考え、分散投資をするのは決して間違いでは無いでしょう。
仕事をしながらでも取引が出来るのがバイナリーオプションの強み
株式の取引もリスク分散としては、必要な事だと言えるのですが、資金面を考えるのなら、仕事をしながら投資をするのがベストです。
もっと言うのなら、普段の生活費の余剰金で投資を行うのが一番の理想です。
もちろん、理想なので、投資家の全員がそういった事をする訳ではありませんし、専業の投資家もいるでしょう。
しかしながら、バイナリーオプションでの投資を考えるのなら、あくまでも生活の余剰金で余裕を持って投資をするべきです。
専業投資家はうらやましいと感じる方もいるかもしれませんが、全員が全員利益を出しているとは思えません。
現在仕事をしながら、バイナリーオプション投資をされている方は、そのメリットをしっかりと理解しておいてください。
専業投資家は完全に歩合給
資金を多く保有している投資家ならまだしも、始めたばかりで資金が無い、少ないと言う方は無理に専業を考えない方がいいでしょう。
例えば、兼業がサラリーマンであるのなら、ある程度の【固定給】がありますが、専業投資家は完全に成功報酬であり歩合給と考えた方がいいです。
特にバイナリーオプションでの投資となると、投資時間によっては【損切り】が出来ません。
投資時間等は自分の投資に合ったものを利用した方がいいので、縛られてしまうのは良くないのです。
専業をするなら「現実」を見て判断をしよう
専業自体は決して悪い事では無いです。しかしながら、現実をしっかりと見てから考えた方がいいです。
毎月最低生活費分の利益を出す事は可能なのか?損失を出してしまった月があっても耐える事が出来るのか?その辺りは自分としっかりと相談をするのがいいでしょう。
専業だと思われている人達でも、意外と副業をしていたり、他の投資との兼業だったりする事は多いです。
投資で生活を壊してしまう事があってはならないので、その辺りは真剣に考えた方がいいかなと感じます。
あくまでも生活と投資は分けて考えられる方が、バイナリーオプションは気軽に取引が出来るのではないかと感じますね。
まとめ
バイナリーオプションの専業トレーダーについて調べた上で自分なりの考えを出してみました。
あくまでも専業ではなく兼業や副業として考えた方が、バイナリーオプション取引と言うのは魅力的なのかもしれません。
もちろん専業になるメリット、デメリットもあるかと思うのですが、一番難しいのはリスク管理でしょう。
専業となってしまうと、必要な利益額などを計算してしまう事もあり、狙い目では無い所でポジションを取ってしまったりして不要なリスクを負ってしまう可能性が出てきます。
生活の余剰金で取引をしているなら絶対にそういった事はありませんよね。
もちろんロマンはあると言うのはわかりますが、ロマンでご飯は食べれないのです。
要点まとめ
- バイナリーオプション取引を専業とするならリスク管理は必須
- 他の投資との兼業がおすすめ
- 副業としておくのがバイナリーオプションは一番メリットがあるのかもしれない
他の投資と兼業という形でリスクを分散しておくのは賛成です。バイナリーオプションで出来る事、出来ない事はあるので、その分を他の投資に求めるのは理想的でしょう。
私個人としての結論としては、生活の余剰金を利用した副業としてのバイナリーオプション取引が一番メリットがあるのではないかと考えます。
好きな時に、生活の余剰金でコツコツと取引をしていく、リスクはしっかりと管理されていて生活に困る事なく投資を行う事が出来ると言うのは、大きなメリットなのではないでしょうか。
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