この記事でわかること
- トルコリラの特徴
- トルコリラの値が動くタイミングは?
- トルコリラ/円の狙い目を考えてみよう!
ごきげんよう。きよみです。
何にもしないでお金が入ってこないかな~などと一度でも考えたことがある方多いのではないでしょうか?
高金利通貨でスワップポイント投資を始めてみよう!と考えている方、とても多いのではないでしょうか?
そんな方には是非必見の内容となるのが「トルコリラ/円」のスワップポイントを狙った投資です。
『何もしないでお金がバンバン入ってくる。』ときくと、まるで嘘のような話に聞こえますが、上手く行けばそういった上手い話も存在しているのは事実です。
もちろん、相応のリスクがあるのですけどね。
日本では今一つ実感し辛い『金利』というものがあります。スワップポイント投資はこの金利をうまく使ったものです。
先ほども言いましたが、うまい話には当然リスクもつきものです。
リスクと上手に付き合い、利益を出す方法も記事にしていますので最後までよろしくお願いします。
トルコリラを狙うのはスワップポイント投資
FXには、通貨の売買によって得られる為替差益とは別に、ポジションを保有して得られるスワップポイントの利益があります。
スワップポイントは、2つの通貨を交換するときに生じる金利差調整分のことを指し、高金利の国の通貨を買って低金利の国の通貨を売った場合、その金利差分をスワップポイントとして受け取れます。
逆に、低金利の国の通貨を買って高金利の国の通貨を売る場合、金利差分のスワップポイントの支払いが生じます。
また、スワップポイントは日々変動するため注意が必要です。
発生したスワップポイントは、基本的には決済することで為替差益と共に確定します。
スワップポイントを受け取ったり、支払ったりするのに特別な操作は必要ないです。
トルコの経済状況。トルコについて知っておこう!
トルコ共和国について
- 国名 トルコ共和国
- 通貨 トルコリラ
- 面積 780,576平方キロメートル(日本の約2倍)
- 人口 83,614,362人(2020年、トルコ国家統計庁)
- 言語 トルコ語(公用語)
- 主要産業 サービス業(57%)、製造業(18%)、工業(27%)、農業(6.4%)
- 主要輸出品 自動車・部品(14%)、貴金属類(9.7%)、衣類(9.0%)、食品(8.3%)
- 主な輸出相手先 ドイツ(9.4%)、英国(6.6%)、米国(6.0%)
- 主要輸入品 貴金属(19%)、化学製品(12%)、自動車類(8.7%)、機械類(8.0%)
- 主な輸入相手先 中国(10%)、ドイツ(9.9%)、ロシア(8.1%)
- 物価上昇率 14.6%
トルコの人口は8,468万人であり、イラン(8,498万人)やドイツ(8,320万人)と同じくらいの人口を持つ国です。
ただし主要産業はサービス業(57%)で、資源やメーカーなどの有力産業を持たない国で、物価上昇率が64%もあり、高いインフレが発生中です。
トルコリラは高いインフレと切っても切れない関係にあります。
トルコ=高インフレ国という点を覚えておくとよいでしょう。
政策金利
金利がインフレ率を上回っていないと、お金の価値が年々減っていくことになります。
政策金利9.00%に対し、インフレ率は60%を上回っており、インフレ率から政策金利を引いた実質金利は-50%近くなっています。
実質金利がマイナスの状態が続いており、トルコリラは売り相場です。
トルコリラの特徴
トルコリラは、トルコ共和国で主に利用されている通貨であり、国際的な位置づけとしては、マイナー通貨に分類されていて、トルコといえば、ヨーロッパとアジアを結ぶ中継地点に位置し、原始時代から交易が盛んにおこなわれていた地域になります。
現在においては、先進国からは一歩遅れた位置づけとされています。
若年層が多いこと、広大な土地とそこから生み出される豊富な資源があること、それらの理由から今後の経済発展が期待されているため、あらゆる面から注目が集まっている国です。
世界の有名な各経済誌出版社が行なっている国債の格付けは、国家の経済状況を色濃く反映するため、FXにおいても非常に重要な要素です。
先進国が軒並み高評価を得て、投資をするのに適していると認定されている一方で、トルコは「投機的」という評価となっています。
つまり、トルコリラを用いた投資をすること自体非常にリスクが高く、国家自体の破綻の懸念すらあるということになります。
もしトルコの経済破綻が起こり、デフォルトの状態になった場合、トルコリラの価値は急落してしまい、多くの方が含み損に耐え切れなくなりロスカットとなってしまうでしょう。
トルコリラ投資をする場合には、経済破綻のリスクがあることを忘れてはいけません。
トルコリラの特徴①高金利
トルコリラ=高金利通貨と考える方も多いでしょう、金利の高さがその最たる特徴です。
通貨の金利を左右する大きな要因として、政策金利があります。
政策金利とは、各国の中央銀行が定めた金利利率です。
その国での貸出金利や銀行預金利息の利率を決めるときの基準になり、トルコリラは、この政策金利が他の国際通貨と比較して非常に高く設定されています。
通貨の為替相場を度外視して考えれば、単純に金利の低い通貨でトルコリラを購入して持ち続けるだけで、金利を確実に稼ぐことが可能となります。
実際のFXでの運用においては、通貨間の相場変動も損益の重要な要素となるため、一概に金利だけで損益の判断はできません。
しかし金利が高いというのはFXに限らず、資産運用を考える上では非常に重要な要素であることに変わりはないので、世界中の投資家から注目が集まるのは当然のことと言えます。
注意しておきたいのが、今後も引き続き政策金利が高いまま維持されるという保証はどこにないということです。
ここ数年のトルコリラの政策金利の推移を見ると、2019年には24%という非常に高い実績がありましたが、それ以前では2013年に4.5%という、トルコリラの水準としては低く下がった時期もあります。
政策金利が下がった場合、スワップポイントで得られる利益が減ってしまうだけでなく、相場自体も大きく下落してしまうリスクがあり、政策金利はずっと高い水準で維持される保証は全くなくて、トルコリラのスワップポイントのメリットが終わったという時代が将来的に来る可能性は十分あり得ます。
予想外の政策金利の引き下げによって、一気に価値が下落してしまい、含み損が大きくなりすぎてロスカットするリスクがあることをよく覚えておきましょう。
トルコリラの特徴②投機的な値動きがあり、ボラティリティが大きい
トルコリラは、マイナー通貨です。
アメリカドルやユーロ、日本円などがメジャーな通貨で、世界中のトレーダーや実需筋が大きなボリュームで取引をしています。
一方、トルコリラをはじめとしたマイナー通貨の取引量は外国為替の取引全体のボリュームの中ではそう多くありません。
他に、メキシコペソや南アフリカランドなどもマイナー通貨に分類され、メジャーな通貨と区別されています。
マイナーな通貨は、メジャーな通貨よりも相場の変動が起こった時に振れ幅が大きくなり、そのため、トルコリラのようなマイナーな通貨を取り扱う場合は、リスク管理をしながら注意して運用しましょう。
トルコリラの特徴③スプレッドが主要通貨と比較して広い
トルコリラ円のスプレッドは、主要通貨に比べると高めに設定されていることが多いです。
具体的にGMOクリックFXでは、ドル円が0.2pips、ポンド円が0.9pipsに対しトルコリラ円は1.7pipsとなっています。
そのため、同じような感覚で短期トレードを行ってしまうと、明らかにスプレッド分損をしやすくなります。
単純にスプレッド分損しやすいのですから、トレードを行う場合には、そのトレードを行うだけの明確な理由が必要になります。
トルコリラが下がり続ける理由
トルコリラの減少理由①エルドアン大統領の政策金利
トルコ共和国の金利政策
トルコ共和国ではインフレが加速しており、2022年9月に消費者物価が前年比上昇率83.45%を記録しました。
トルコ経済の大きな課題となっています。
インフレではモノの価値が高まるため、相対的に通貨の価値は下落します。
利上げにより金利面を優遇することで、通貨の下落を防ぐのが一般的な政策となり、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領(以下、エルドアン大統領)は、「インフレ対策には利下げが有効」というのが持論です。
政策にもエルドアン大統領の意向が取り入れられており、トルコ中央銀行も継続的に利下げを行っています。
政策金利は2018年に24%まで引き上げられたものの、その後は利下げ傾向です。
2022年9月時点には、9%まで下がっています。
エルドアン大統領は、利下げを継続していくとしていることから、今後もトルコリラの下落が続く可能性があります。
エルドアン大統領は2003年から2014年までは首相を務め、そして2014年から現在まで大統領を務めており、20年近くトルコ政治の最前線にいる政治家になり、独裁傾向のあったエルドアン大統領ですが、2016年7月の軍部によるクーデターが失敗したことから、更に独裁色を強め現在に至っています。
トルコの金融政策を司るトルコ中央銀行もエルドアン大統領に逆らうことはできません。
よって、中央銀行は本来は高いインフレに対応するために高金利政策を導入するべきなのですが、エルドアン大統領の意向により高金利政策の導入ができずに高いインフレが継続中です。
トルコリラの減少理由③地理的状況・アメリカとの関係により影響を受ける
トルコは、地理的にアジアとヨーロッパ、さらには中東地域との間にあります。
そのため、様々な周辺国との関連により、事件や争いの関連に巻き込まれる機会が多いのが特徴です。
通貨間の為替相場は、事件や争いによっても変動します。
場合によっては、トルコに不利となる内容であった場合は、トルコリラの価値が下がることになり、トルコリラは、トルコ国内だけでなく周囲国家の紛争などにより市民や要人の死亡に及ぶケースも頻繁に起こっているのです。
その都度相場が急変するケースが多くあるため、不安定な動きをすることが多く、トルコはアメリカとの関係性にも注目されています。
同盟関係にあるものの、近年はその関係性が悪化しているのは注目のポイント。
アメリカはあらゆる通貨の中でも最も重要な基軸通貨です。
アメリカとの関係性が悪化することで、トルコリラのアメリカドルとの相対的な価値の減少が認められた場合、大きく相場が変動する危険性があります。
トルコリラは、トルコという国家が抱える周囲との政治的関連性の影響を大きく受けるというのが特徴になります。
トルコリラの相場急変
過去には、投資家に壊滅的なダメージを与えたトルコリラの相場急変がありました。
過去5年間の推移で見ても、下落傾向が続いてることが確認できるでしょう。
また2018年と2021年に暴落をしていますが、トルコで起こったあるできごとがきっかけでした。
2018年:トルコショック
トルコショックとは、米国人牧師の拘束をめぐる外交問題が引き金となり、トルコリラが暴落したできごとになります。
米国がトルコに対して経済制裁を行ったため、トルコリラが一斉に売られました。
この影響はトルコだけに留まらず、新興国などの通貨も下落するきっかけになりました。
2021年:政策金利の大きな引き下げ
2021年にトルコは政策金利を引き下げると発表しました。
当時、世界中の国が緩和政策から逃げようとしていたため、トレーダーはトルコリラに期待を寄せていました。
しかし、トルコは政策金利の大きな引き下げを行ったことで、トレーダーは一気にトルコリラを手放して暴落しました。
直後に回復を見せましたがその後も下落傾向は続いています。
当時、世界中の国が緩和政策から逃げようとしていたため、トレーダーはトルコリラに期待を寄せていました。
しかし、トルコは政策金利の大きな引き下げを行ったことで、トレーダーは一気にトルコリラを手放して暴落しました。
直後に回復を見せましたがその後も下落傾向は続いています。
トルコリラ円の、ここが狙い目!
急落時に狙う!
トルコリラ円のチャートを月足で見てみると、確かにずっと右肩下がりなのですが、週足以下の時間足で見てみると、一時的に上昇していることがあります。
また、一度大きな急落があったあと、次に上昇しはじめると、場合によっては数カ月単位で続き、急落の機会をずっと見張ってて、そのチャンスがきたら値幅も取れて、スワップポイントも取れるおいしいポジションをゲットしましょう。
上記に挙げた2018年のトルコショックや2021年の政策金利の引き下げのあとも一時的ではあるものの上昇に転じています。
急落時に買いで入るのは恐ろしいですが、底かなと思ったタイミングで少しずつ買ってみるのもありかもしれません。
とにかくコツコツ長期投資を行う!
トルコリラ円のスワップポイントで稼ぐ場合は、決して一度にどかっと稼げるわけではありません。
あくまでも金利差分の利益と、そこにレバレッジを用いることが出来る、ただそれだけです。
そのため、もともとどの程度稼ぐことが出来るのかは事前に予測できるものとなります。
もちろん、急にスワップポイントが変動すれば、利益に差がしょうじてしまいますが、じっと相場に生き残り、長期間にわたりスワップポイントを稼ぎ続けることこそが重要で、ついついレバレッジを上げてしまったり、目先の短期トレードに走ってしまいたくなりますが、とにかく我慢が必要なのです。
もしくは、計画性と言い換えてもいいかもしれません。
レバレッジは低めに設定しよう!1倍ならロスカットにならない
トルコリラ/円でFX投資を行う場合、低レバレッジでエントリーすることが重要になります。
それは、ロスカットのリスクを軽減できるからです。
例えば、1トルコリラが20円のときにエントリーします。
レバレッジ1倍の場合は、トルコリラが0にならない限りロスカットはありえません。
レバレッジ2倍の場合は、9円下がったときにロスカットが発生します。
ただし、短時間でトルコリラは9円以上の暴落が起こることは考えにくいので、ある程度は安心と言えるでしょう。
しかし、高レバレッジになると状況が全く変わります。
レバレッジ10倍の場合、1.8円下がるとロスカットとし、レバレッジ25倍にした場合はわずか、0.72円でロスカットします。
トルコリラ/円は、2円程度の変動はいつでも十分に起こり得るので、1~3倍程度の低レバレッジでエントリーした方がよいでしょう。
まとめ
トルコリラ円についてまとめました。
トルコリラ円には大統領の一言で大きく金利やトルコリラ円の価値が下がること、地政学リスクをはらんでいること、さらには実際にトルコショックと呼ばれるものが起きていることから、様々なリスクがあることがご理解いただけたと思います。
最近では地震などの天災なども起こっていますし、そういったリスクも常に頭にいれておかなくてはなりません。
それでも、投資としてうまみがあるのは確かで、稼ぐことが出来るのも本当だと思います。
上手にリスクと向き合っていくこと、それが投資を行うあなた自身に合ってると思えれば、少額からスワップポイントを狙って投資を行ってもよいのではないでしょうか。
要点まとめ
- トルコリラ/円を無理に利用する必要は無い
- 相応の「リスク」がある事は頭に入れておこう
- 銀行や投資会社に薦められた時はリスクについて話すかどうかをチェック
何故今トルコリラについて調べているのかというと、投資を勧められた時に、トルコリラはよく外貨預金などで薦められる事があるからです。
その際に、リスクについてちゃんと説明があるかどうかは注意しておく必要があるでしょう。
その説明があるか無いかで、投資会社としての信頼感が変わってきます。
リスクの解説をせずに、薦められる事が多々あるようなので、自分でトルコリラがどういった通貨なのかを知って、投資会社が言っている事が事実なのかどうかを知っておく必要はあるはずです。
当サイトは普段はバイナリーオプション関連の記事をUPしています。どういった投資をするとしても【デモ取引】が出来る業者を選択するようにしましょう。
特にハイローオーストラリアのデモ取引は無料で行う事が出来るので、どんな投資をするのか悩んでいる方は試してみてください。
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どんな投資も知る事と試す事は、必ず必要です。トルコリラ/円での投資を考えている方も、まずは知識として知ってから投資について考えてみてください。最低でも「リスク」についてはしっかりと学んだ上で、その投資がリスクに見合っているのかを考えてみましょう。
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